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オープンシールド工法とは
オープンシールド工法(NOS)は、従来の開削工法やシールド工法に代わる施工方法で、函渠・開渠を地中に敷設する特許工法です。特に家屋が近接した狭い場所での水路や河川の新設・改築に適しており、軟弱地盤・地下水のある地盤での施工、重要施設に近接した施工が可能であり、安全性はもとより経済性と環境に配慮した工法です。
令和6年3月末現在で1,239件の施工実績を重ねています。
工法タイプ
1.裏込注入タイプ(NOSⅠ型)
家屋近接狭隘箇所、軟弱・高地下水位地盤等で周辺への影響を最小限に抑える必要のある箇所などに適する。
- 家屋等近接狭隘箇所
- 軟弱・高地下水位地盤
- 急曲線施工箇所
据付函体と地山との空隙部に可塑状裏込注入材を充填しながら掘進
裏込注入タイプ(NOSⅠ型)の特徴
- 補助工法の必要性を少なくすることが可能。
- 高地下水位の箇所や硬質から軟弱地盤までの、幅広い土質条件に対応可能。
- 家屋や鉄道施設近接部などの周辺影響を最小限に抑える必要のある箇所の施工が可能。
- クレーン走行旋回が困難な箇所においては、函体吊下し設備を搭載して施工可能。
- シールド機に底板・隔壁があるため、軟弱地盤・帯水層でも土圧バランスを取りながら施工が可能。
- 急曲線施工が可能。
- シールド機上に覆工し、路面解放が可能で施工帯が移動します。
- シールド機は掘削部と函体据付部が、隔壁・底板によって遮断、よって作業員の安全が確保されます。
- 函体はPC鋼棒で緊結、また側部と底部は裏込注入材で地山へ密着、よって不等沈下などの防止に有効。
2.裏込注入なしタイプ(NOSⅡ型)
比較的自立性のある地下水位の影響の少ない地盤で、簡易土留め工法より安全に施工する必要のある箇所などに適する。
- 簡易土留めでは安全性が懸念される箇所
- 開削工法と同様の基礎築造箇所
- 曲線施工箇所
裏込注入なしタイプ(NOSⅡ型)の特徴
- 函体基礎築造可能な箇所に適します。
- 自立性のある地盤に適します。
- クレーン走行旋回が困難な箇所においては、函体吊下し設備を搭載して施工可能。
- 急曲線施工が可能。
- シールド機上に覆工し、路面解放が可能で施工帯が移動します。
- シールド機は掘削部と函体据付部が、隔壁底板によって遮断、よって作業員の安全が確保されます。
- 函体はPC鋼棒で緊結、よって不等沈下などの防止に有効。
- 裏込注入タイプ(NOSⅠ型)に比べ、経済的です。
3.推進タイプ(NOSⅢ型)
既設橋下越し施工箇所、交差点や道路横断部等で、最小限の交通制限で施工する必要のある箇所などに適する。
- 家屋等近接狭隘箇所
- 軟弱・高地下水位地盤
- 上空制限等のある箇所
函体を発信部から元押し設備で押し出すことにより掘進
推進タイプ(NOSⅢ型)の特徴
- 補助工法の必要性が少ない。
- 高地下水位の箇所や硬質から軟弱地盤までの、幅広い土質条件に実績があります。
- 狭隘箇所及び交差点、橋梁下施工等の施工に適します。
- オープンシールド機幅と敷設する函体の幅が同じで、掘削残土処分量が少なく環境に優しい。
- 推進線形は原則として直線になります。
- 推進延長が長い場合は中押し設備が必要となります。
- シールド機に底板・隔壁があるため、軟弱地盤帯水層でも土圧バランスを取りながら施工が可能。
- 函体は鋼製カラー、PC鋼棒で接合、よって不等沈下などの防止に有効。
- 元押しされる函体の上部に、フリクションカットプレートを設置し、埋戻土と函体の縁を切って函体のみ推進可能。
4.自走タイプ(NOSⅤ型)
比較的自立性のある地下水位の影響の少ない地盤で、早期に安価に施工する必要のある箇所などに適する。
- 早期施工箇所
- 開削用函渠と同性能の函渠敷設箇所
- 開削工法と同様の基礎築造箇所
シールド機自重と地山による周面摩擦を反力に自走推進
自走タイプ(NOSⅤ型)の特徴
- 函体基礎築造可能な箇所に適します。
- 普通土で自立性のある地盤に適します。
- 開削用函体や矩形以外の敷設構造物にも適用可能です。
- 曲線施工が可能。
- 種々の並行作業が可能になり、オープンシールド機の日進量が増大、少ない構成人数で施工可能。
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