ブロック積み擁壁などの構造物の両端が侵食され破壊されるのを防護するために、コンクリートや矢板、杭などで横断方向に仕切った構造物のことです。
現状では、現場打ちコンクリートで構築することが多いのですが、型枠や支保工の関係で、ブロック積みより先に施工されます。
しかし、幅30cmの小口止めは擁壁高さが高くなるほど不安定で、作業上安全とは言えません。
また、小口止めコンクリートの養生が完了し型枠を脱型するまでは、小口止め部近傍のブロック積みができないという工程的な制約もあります。
そこで開発されたのが「小口止用サイドブロック」です。
型枠の組立て作業が大幅に簡略化され、施工の効率化および工期短縮が期待できます。また、ブロック積み工と小口止め工の同時進行が可能となり、擁壁の反対側も随時埋め戻し作業を実施できます。
法長の異なる3種類の形状を用意しているため、張ブロックの目地と帯ブロックの目地のズレが比較的気になりにくい景観になります。
また、めくれ現象を防止することができます。

本製品は、当社の低炭素型コンクリートブランド「Locacon(ロカコン)」を用いて製造しています。従来品と比較し、二酸化炭素排出量を約58%削減。さらに、優れた耐久性を実現し、高強度のプレキャストコンクリートとして、厳しい現場条件下でも長期にわたり性能を維持します。
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