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小口止め工とは
ブロック積み擁壁などの構造物の両端が侵食され破壊されるのを防護するために、コンクリートや矢板、杭などで横断方向に仕切った構造物のことです。現状では、現場打ちコンクリートで構築することが多いのですが、型枠や支保工の関係で、ブロック積みより先に施工されます。しかし、幅30cmの小口止めは擁壁高さが高くなるほど不安定で、作業上安全とは言えません。また、小口止めコンクリートの養生が完了し型枠を脱型するまでは、小口止め部近傍のブロック積みができないという工程的な制約もあります。
そこで開発されたのが「小口止用サイドブロック」です。
小口止め工をプレキャスト化するメリット
- 手間がかかっていた型枠の組立て作業を軽減できます。
- 施工の省力化と工期の短縮ができます。
- ブロック積み工と小口止め工が同時に進行可能です。
- 擁壁の反対側も随時埋め戻すことができます。
特徴
- ブロックの控え長に応じた小口止めの形成が可能です。
- 上部材と下部材を製品同士の突起と連結金具により固定するため、施工時の安全性も確保できます。
- 小口止ブロックを用いることで目地工の施工が容易になります。
低炭素型コンクリートLocacon(ロカコン)で製造されています
本製品は、当社の低炭素型コンクリートブランド「Locacon(ロカコン)」を用いて製造しています。従来品と比較し、二酸化炭素排出量を約58%削減。さらに、優れた耐久性を実現し、高強度のプレキャストコンクリートとして、厳しい現場条件下でも長期にわたり性能を維持します。
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