







小口止め工とは
ブロック積み擁壁などの構造物の両端が侵食され破壊されるのを防護するために、コンクリートや矢板、杭などで横断方向に仕切った構造物のことです。現状では、現場打ちコンクリートで構築することが多いのですが、型枠や支保工の関係で、ブロック積みより先に施工されます。しかし、幅30cmの小口止めは擁壁高さが高くなるほど不安定で、作業上安全とは言えません。また、小口止めコンクリートの養生が完了し型枠を脱型するまでは、小口止め部近傍のブロック積みができないという工程的な制約もあります。
そこで開発されたのが「小口止用サイドブロック」です。
小口止め工をプレキャスト化するメリット
- 手間がかかっていた型枠の組立て作業を軽減できます。
- 施工の省力化と工期の短縮ができます。
- ブロック積み工と小口止め工が同時に進行可能です。
- 擁壁の反対側も随時埋め戻すことができます。
特徴
- 1段の高さを50cmに設定しているため、ブロック積みとほぼ同時に積み上げることが可能です。
- サイドブロックを挟んで、擁壁の反対側も随時埋め戻すことが可能です。
- サイドブロック1個の重量が100kg程度なので、積みブロックを施工する重機で施工可能です。